【阿蘇南部地区】
平成28年12月20日(火)、高森町役場 2階 会議室におきまして「南部地区 幹事会」が開催されました。

 

＜内容＞
1. 挨拶(阿蘇郡市医師会長 平田智美 先生)
2. 今年度および来年度の南部地区での活動内容およびスケジュールについて

具体的にどのようか活動を行っていくかという話の前段階としまして、まず南部地区での現状についてや他の地域での取り組みについての話し合いが行われました。

• 訪問看護の利用が少ない。
• ケアマネージャやヘルパーの方々に、いろいろな選択肢の中に訪問看護というものがあることを知っていただきたい。
• 現在、医療機関の看護師向けに訪問看護の活用についてのDVDを作成中で、3月頃完成予定である。
• 高齢夫婦世帯においてどちらも認知症を患っている場合が少なくない。こういった場合、自動車の運転等が非常に心配である。
• 認知症の方が医療機関を受診した場合に、医師の先生の前ではとてもしっかりしているような振る舞いであるが、いざ訪問してみると山のように残薬があったり家庭環境がひどい状況となっている場合がある。
• 高齢者が要介護状態等となることの予防や要介護状態等の軽減・悪化の防止のための介護予防が不足している。
• 小国郷では要支援等の方々へも訪問看護を利用する等、介護予防の部分にも力を入れているようである。
• 和水町では地区のサロン活動がとても活発に行われているようである。

介護予防を活発に行うことで、要介護状態の発生をできる限り防ぐ（遅らせる）こと、そして要介護状態にあ ってもその悪化をできる限り防ぐこと、さらには軽減を目指すことが南部地区では必要なことであるとの話になりました。

こういった内容の研修会を、1～3月は雪等の懸念がありますので、時期としましては、「平成29年4月もしくは5月の土曜日の午後」に開催しましょうということとなりました。

3. その他

阿蘇郡市歯科医師会の田上大輔先生より、歯科医師や歯科衛生士による仮設住宅居住者への口腔ケアや介護施設等への研修会を予定されているとのお話がありました。