【小国郷地区】
平成28年7月20日(水)、南小国町自然休養村管理センターにおきまして「第2回 小国郷医療福祉あんしんネットワーク会議」が開催され、小国郷(小国町・南小国町)の多職種の方々、32名の参加がありました。
< 内 容 >
1. 平成28年熊本地震に関する「医療福祉あんしん備忘録(仮題)」の作成について
作成目的としましては、
平成28年熊本地震の経験が風化しないうちに、次回の災害に備えた備忘録を作成し、小国郷医療福祉あんしんネットワークのみならず、他の地域や後の世代への参考とするためです。
内容としましては、
①今回の地震で各事業所が経験したこと
②それに対する評価
③次の災害への備え
の3点について、現在の小国郷の知恵を寄せ集めたものを作成。
方法につきましては、
各事業所でパワーポイント等で5~10枚程度で発表し、この発表資料をまとめたものを備忘録とする予定(可能な限り写真入りのものが望ましい)。
単に作成するのみでは、本棚にしまいっぱなしで埃をかぶった状態になってしまうおそれがあるため、具体的な活用方法を今後検討していかなければならないという話になりました。
2. 福祉避難所について(小国町福祉課より)
福祉避難所につきまして、小国町福祉課の小林様よりご説明頂きました。
①指定福祉避難所
町では、災害発生時に基本避難所での生活が困難な高齢者、障害のある人、妊産婦などの災害時要援護者を受け入れるため、バリアフリー等に対応し、福祉避難所としての機能を有している町内の福祉施設を福祉避難所として指定しています。なお、福祉避難所は、災害時に必要に応じて開設される二次的避難所であり、最初から避難所として利用することはできません。
・おぐに老人保健施設
・サポートセンター悠愛
・小国町福祉センター「悠ゆう館」
②福祉避難所の開設期間
災害救助法に基づく福祉避難所を設置した場合の福祉避難所の開設期間は、原則として、災害発生の日から最大限7日間です。しかし、町内全域が被害を受けたような大災害の場合で、どうしてもやむを得ず7日間の期間内で避難所を閉鎖することが困難な場合は、事前に厚生労働大臣へ協議し必要最小限の期間を延長します。
③福祉避難所の閉鎖
ア)福祉避難所の利用が長期化し、避難所によって避難者数にばらつきが出るなどした場合は、避難所の統廃合を図ります。
イ)福祉避難所の統廃合についての理解と協力を得るため、避難している災害時要援護者及びその家族に十分に説明します
ウ)避難している災害時要援護者が撤収し、福祉避難所としての目的を達成したときは、必要な原状回復を行い、福祉避難所としての指定を解除します。
詳細に関しましては、下記「福祉避難所運営マニュアル(小国町)」をご参照下さい。
3. 所在不明者について
今月発生した事案について話し合いが行われました。
4. その他
①8/6(土)ふくし夏祭りへのブース設置について
ふくし夏祭りの会場で小国郷医療福祉あんしんネットワークのブースを設置予定。
<ふくし夏祭り>
日時:平成28年8月6日(土) 17時~21時
場所:JA阿蘇小国郷中央支所 集荷場
②患者情報共有シートの試行期間延長と本運用について
患者情報共有シートの利用に関するアンケートを実施しました。
アンケートの内容を勘案し、また本運用までの期間がタイトだったことを受け、患者情報共有シートの試行期間を8月末迄延長したいと思います。
③出前講座の予定について
7/27(水)に南小国町の老人会へ「きよら薬局・小国警察署」の方々で出前講座が予定されています。
④平成28年度後期高齢者歯科口腔健康診査の実施について
⑤経理担当の変更について
経理担当を南小国町へ移そうという話がありましたが、現在、代表が小国町社会福祉協議会となっており、通帳と印鑑が別々になってしまうと事務に不都合が生じるため、現状のままとしたいと思います。
⑥平成28年度小国郷介護員養成講座について
小国郷介護員養成講座
⑦阿蘇やまびこネットワークのポスター掲示について